パナシアブログ

2019年11月20日特別イベント

健康経営は企業成長の鍵!あなたの会社は健康ですか?パナシアは健康体操教室で健康経営のお手伝いをしています。

健康経営

 

健康経営とは?推進している企業が増えています。

健康経営とは「社員や従業員の健康管理を経営的視点で捉え戦略的に実践すること」と言われています。働き方改革や求人難を背景に企業価値の指標の一つとして社員の健康が大切な経営課題となっています。

パワハラやセクハラといった社員にとって大きなストレスがなく、心もからだも健康に働ける職場環境があること、あるいは社員の健康増進の機会を企業が率先して提供していることは企業価値が高いと評価されます。

健康経営を実現するには何から始める?

健康経営を実現するには様々な要素が必要です。たとえば福利厚生やワーク・ライフ・バランスの充実もその一つですが、何より、社員のみなさんが重篤な怪我や病気等で職場を長期離脱するようなことがないように、一人ひとりが自分の健康に対する知識や関心を持ち、最大の予防策とも言える日頃の運動習慣、食事や睡眠の質を考えそれを実践していくことが大切です。

中堅企業と健康経営の事例

大企業であれば全国規模のフィットネスクラブの法人会員になってそこで運動プログラムを受けるることも可能ですが、中堅・中小企業の場合社員の健康まで手が回らない、というのが現場の実情かもしれません。しかしそんな中堅企業の中にも積極的に健康経営に取り組んでおられる企業があります。ここでパナシアがお手伝いさせていただいている企業様をご紹介させていただきます。

その会社は三田理化工業株式会社です。まずこの企業の素晴らしいところは社長様ご自身が健康の重要性をご理解され、トップのリーダーシップのもと、全社をあげて健康経営に継続的に取り組まれていることです。

三田理化工業様は大阪市北区にある今年創業70周年を迎え「道なきところに道を作る」をスローガンに、全国に6箇所の拠点を持つ中堅医療機器メーカーです。2018年度の経営方針の一つに健康経営を掲げられ全社的な取り組みとして始められました。

わたしどもへご相談があったのはその前年度末の頃でした。もともと社長はパナシアのパーソナルトレーニングの長年のお客様でも有りました。当時腰痛や四十肩に悩んでおられたところ、理学療法士でもある和泉彰宏トレーナーのトレーニングを定期的に受けられるようになり、体調が改善し今もトレーニングを続けておられます。

ポイントはニーズに合った継続できる仕組作り、段階的に、そしてフォローアップも!

社長から頂いた最初のご要望は、全社員にアンケートを実施し、社員の皆さんの運動習慣の有無や体調面の不具合、また職場や年代に共通したからだの不調などの傾向を把握した上で、その内容に見合った形で、健康体操教室を全社員が参加する形で実施したいとのことでした。当然実施後のアンケートもそのニーズに応えられたかの確認に重要です。

そしてその半年後には、職場における不定愁訴、肩こりや眼精疲労と行った研究所に特有の体調の不具合を解消するために「オリジナルの体操」を作って欲しいというご要望をいただきました。

そしてこれを朝と午後の休憩時間に全社に流して、ラジオ体操のように全社員で継続的に行えるように自社のオリジナルラジオ体操を作りたい、ということでした。

 

更には翌年の夏、習慣となった社内オリジナル体操が、だんだん慣れていいかげん?になっているかもしれないということで、次の体操教室ではオリジナル体操のフォローアップ企画も実施させていただきました。

以上のような経緯をたどって現在に至っていますが、重要なことはトップのリーダーシップとその組織のニーズに合った形での継続的で段階的な提供や取組みが大切だということです。

そしてパナシアにとっては担当講師をどの方にお願いするか、はこの企画を成功に繋げる大きな要因であったと思っています。何より、参加者の運動指導者への共感が大事だからです。

参加者の共感を呼ぶ指導者のキューイング、そして気づきを引き出す!

三田理化工業様の「健康体操教室」の開催にあたっては、運動経験や年齢も様々な20数名の社員さんが「健康経営?何するんやろか?」と半信半疑で集まっている場を瞬時にその気持ちを掴んで一緒に運動に参加してもらう、というインストラクターの現場力がものを言います。

今回担当した井藤久美子インストラクターは、参加者の心の掴み方、コミュニケションに長けた突っ込み、そして運動プログラムをきっちりと落とし込むスキル、それぞれが抜群で面白おかしく大阪弁を操って社員さんを気持ちよくその気にさせるのが大変上手な先生です。そしてその構成①~④は至ってシンプルです。

※キューイングとは言葉や合図によって相手に指示を伝える事であり「何を」「どのように」「いつ」「励まし」の4つになります。

※井藤久美子インストラクターのピラティスなどのレッスン一例はこちら

①簡単な脳トレで緊張を取り除くアイスブレイク

②(腰痛や肩こり予防などの)運動を行う前の自分の体の状態を知る 硬い、痛い、左右差、歪みなど。→ビフォアモニタリング

③(肩や腰などの)運動を行う

④やった前との違いや変化を感じる。整った、軽くなった、楽に動く用になったなど→アフターモニタリング

これを繰り返して「やればこんなに楽になる」「からだは動かすことで整っていく」ということをそれぞれの気づきを繰り返しながら引き出していきます。

オリジナル体操

一つ一つの運動はシンプルですが、それぞれの運動のたびにご自分の体に起こった変化、つまり硬さが取れたり、ストレッチで可動域が拡ったり、痛みが少なくなったりといった小さな変化を都度実感していただきます。そういった気づきの連続が、最初はなんとなく会社が言うから仕方なく参加した方という方も、自分もひょっとしたら「やれば変わるかもしれない」というふうに、体に対する可能性や興味に繋がり、それが運動を続ける動機やモーティベーションになるかもしれないということです。

また行ったプログラムが記憶に残りやすいように、ボールやタオルなどのツールを使うこともポイントです。今回はじめに全員にスモールボールを購入いただき、それを使ってお家で誰でもできる運動をお伝えしましたが、そういうツールが有ることで覚えやすくイメージしやすいことも一つの要素です。

井藤久美子インストラクターのオリジナル体操

ご紹介したオリジナル体操の原稿です。研究所に多く見られる肩こりや眼精疲労の軽減を目的に聞き慣れたメロディーに体操の振付を合わせて作られたものです。

ご参加者のアンケートから

会社のご了解を得て、アンケートからいくつかのご感想を紹介させていただきます。

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・1時間でしたが、とても内容も濃く座り仕事などの間にできるようなものも多く助かりました。日常にも多く取り入れたいと思います。

・今回で3回目の体操教室で何時も明るく元気な先生で体はもちろん気持ちも元気に楽しく体操ができました。

・ボールを使用しての体操は痛かったですが、終わったあと体が軽くなりました。

・毎日している体操のポイントを教えてもらい気をつけてやっていきたいです。

・ものすごく肩が凝っていたので今日の体操教室でボールをつかったり、タオルを使ったりしてほぐすことができてとてもすっきりしました。普段行っている体操のアドバイスも頂いたので、そこに気をつけてこれからも続けていこうと思います。

などなど。

健康経営とは経営にとってのリスクマネジメントの一つであり、安定した企業成長への必須条件です。

運動を続けるコツは個人でも、健康経営でも一緒です。それは運動することで何らかのからだの変化に気がつけるかどうかだと思います。したがって健康はあくまで個人的なものですが、企業がお手伝いできるのはその「気づきの場」を楽しさを持って提供できるかだろうと思います。

人生100年時代、定年が撤廃される企業も増えています。しかしシニア世代になって気をつけなければいけないのは疾病リスク。これからは企業のリスクと直結です。そのためにもワーク・ライフ・バランスを図りながら自分のからだの変化や気づきを感じられるよう自分の体と向き合う時間や運動習慣が大切です。

パナシアでは中堅企業・中小企業様の健康ニーズ調査からの具体的な運動指導まで、企業の経営課題としての健康経営のご提案をさせていただきます。

・経験豊かな講師陣

・近畿一円(大阪、兵庫、神戸、和歌山、京都、奈良など)出張可能です。(別途出張料が必要です。)

・ご希望によりオリジナル体操の開発などもお手伝いさせていただきます。

健康体操教室のご相談はメールでは info@panacea-reha.co.jp

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