パナシアブログ

2020年2月27日レッスン紹介

ヨガ de 腰痛予防と改善!

まさに日本人の国民病、腰痛のお話です。

国民生活基礎調査によると、日本人の怪我や病気などの自覚症状の中で最も多いのは腰痛(男性1位、女性は肩こりについで2位)だそうです。およそ2800万人もの人が何らかの腰痛に悩んでいるようです。

実はこの腰痛には明らかに原因が特定できるもの、(例えば高齢者に多い骨粗鬆症が原因で圧迫骨折が起こって生じた腰痛や、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といったMRIなどの画像診断で特定可能な整形外科疾患による腰痛など)の他に、内科系疾患、たとえば腎臓結石、膵炎 あるいは子宮筋腫などの婦人科系疾患でも腰部に痛みが生じる場合も多くあります。しかし腰痛の多く、実に85%は特定の疾患や原因が見当たらず、画像診断にも異常の見られない腰痛であるというのが実態だそうです。 ちなみに腰痛とは疾患の名称ではなく症状の呼び名であり、正しくは疾患名としては腰痛症となるそうです。

原因不明の腰痛とは?

腰痛の85%がレントゲンやMRIをとっても原因の不明のことが多いらしいのですが、その殆どは筋膜や筋肉の硬さやこわばりがもたらす痛みや不具合であることが言われています。たとえば・・

不良姿勢  たとえばパソコンやスマホを見るとき、頭が前に出ていませんか?

椅子の背もたれに寄りかかったままで長時間座っている

片方の方にだけ、いつも荷物やバッグを抱えてしまう

運動不足による血流の滞り etc.

などです。これに暑さ寒さによる体調の変化も加わリます。暑い夏にガンガン冷房の効いた部屋で長時間座りっぱなしなどは筋肉がこわばり、血流も滞ります。また寒い冬は体や肩を縮めたりしますが、そういう姿勢も体を固くこわばらせる原因の1つです。そういった日頃の生活の中での癖や習慣、季節の変化がもたらす体調への影響、生活環境の変化によるストレスやうつなども影響します。それらが微妙に関係しあって思いがけない腰痛をひき起こすことがあります。しかしこれらの腰痛は医学的にはほとんど原因不明の「非特異的腰痛」と呼ばれるものです。

こういった様々な要因から起こる腰痛を予防改善するには日頃からご自身の姿勢や動作の特徴や癖を分かり、ストレスマネジメントとして、心の持ちよう、積極的な気分転換の測り方も知っておくことが大切です。もともとヨガには心と体を整えるという意味が在ります。ヨガの語源である「ユジュ」は「結びつける、繋げる」という意味で、心と体、宇宙と自分、などの関係性を捉えています。呼吸法でもあるヨガを通じて、心と体を整えて、様々な原因から起こる腰痛の不調をしなやかに乗り越えていきませんか?

 

筋・筋膜性腰痛とは?

腰痛の改善や予防には固まったりこわばった有りした筋肉を解すのが大切であると述べましたが、これに加えて最近注目されているのが筋膜のねじれや癒着がいろんな痛みや不具合を引き起こすということです。ヘルニアや脊柱菅狭窄症の痛みにおいてもこの筋肉や筋膜が深く関係しているらしいといわれています。

御存知の通り筋膜は全身を覆っている薄い膜で全身の筋肉は筋膜で繋がっています。筋膜の下にはリンパや血液など体液が流れており、この筋膜によじれや癒着が起こると全身の筋肉、つまり動作や可動性に大きな影響が出ます。このねじれや癒着を解消することで、思いがけない場所の痛みや不具合がよくなることもしばしば起こります。筋肉は常に温めて、柔らかさを保持し、筋膜の下でリンパがサラサラ流れるような状態であるるようにするにはヨガを始め適度な運動をすることが勧められます。

ヨガ de   腰痛予防と改善

ヨガは呼吸法に基づく心と体の全身調整です。体の不具合を治すというより、呼吸法を通じて安定したこころとからだのバランスを取り免疫力を高め、全身の状態を良くしていく考え方ですが、ヨガには腰痛や腰痛予防に効果的なポーズや動きがたくさんあります。腰痛があるときは腰や骨盤への負担のかかる動きは控えたほうがいいですので、普段から予防を心がけるようにしましょう。

。又筋肉は筋膜で全身が繋がっています。直接腰回りを刺激するものでなくても腰痛に効果的なポーズもたくさんあります。それらを含めいくつかご紹介しましょう。写真はインストラクターの奥村智代先生です。

ブロックに座ったねじりのポーズ(動画)

 

三角のポーズ

 

チャイルドポーズ

 

 

眠った鳩のポーズ

 

 

ラクダのポーズ

 

リフレッシュヨガで腰痛予防と改善をしませんか?

リフレッシュヨガは毎週金曜日開催です。

体が硬いと諦めている方や、肩こりや腰痛、骨盤の歪みが気になる方、週毎にターゲットを決めてレッスンを行っています。老若男女、ヨガが初めての方でも安心してご参加いただけるクラスです。

週末のお仕事帰り、一週間のお疲れを解消して帰りましょう。

安定期のマタニティの方も医師の了解があればご参加可能です。

 

第1週目ターゲット 肩こり解消

第2週目ターゲット 骨盤調整

第3週目ターゲット 腰痛予防と改善

第4週目ターゲット 優しい太陽礼拝で全身調整

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