ヨガ de 肩こり解消!
女性特有の数ある未病の中でも一番多い肩こりについてのお話です
女性特有の不定愁訴として昔から取り上げられる肩こり、腰痛、冷え症など。昨今『未病』と表現されることも多くなりました。
これは病気ではないけれどほおっておくと深刻な病気を引き起こしかねないという症状を言います。そんな悩ましい肩こりついての一考察です。
肩こりはなぜ起こるか~肩こりのメカニズム
解剖学的に肩こりに関与する筋肉は首から肩に広がる大きな筋肉の僧帽筋そして肩甲挙筋ですが、他にも棘上筋や菱形筋といった肩周りの小さな筋肉たちも関与しているようです。
何故か欧米人には肩こりは少ないようですが、これは欧米人に比べ日本人はなで肩で肩周りが華奢で筋肉も小さいからだといわれています。
一般に日常生活で長時間同じ姿勢を続けることが多い人や運動不足の人に肩こりが多く見られます。
これは動かないことにより血行が悪くなったり滞ったりしているからでしょう。冷房による冷えで血行不良を引き起こし肩こりを伴う事があるのも同様の理由です。
他にもパソコンやスマホを使うときの不良姿勢も肩こりの原因となります。私達は大人ならおよそ5~6キロもある頭の重さを首や肩、背中で分散しながら支えています。
しかしパソコンやスマホを使うときはどうしても頭が前に突き出たり、下向きになったりしてその重さが首へダイレクトにかかって大きな負担となります。他にも眼鏡の度数があっていないことや、顎のかみ合わせが原因で肩こりが起こるとも言われています。
そのしぶとい肩こりは筋膜の癒着が原因かも?
そんな中で昨今注目されているのは筋膜と肩こりの関係です。体を温めたり、マッサージをしても、あるいはストレッチや筋トレをしても、肩こりがすぐにぶり返す、という人はひよっとすると筋膜の癒着が原因かもしれません。
筋膜とは筋肉を包んでいる薄い膜ですが、本来は伸縮性や可塑性というしなやかな性格をもっており、筋膜が各組織をお互いにくっつかないよう分け隔てたり、保護する役目があります。
また筋肉だけでなく内臓や神経といった組織を含め、全身に張り巡らされています。筋膜はタンパク質でできた柔らかい組織ですが、一方で縮んだりくっつきやすいという性質もあり、
何らかの原因で筋膜が癒着すると、筋膜と組織の間に流れる血流が悪化して、筋膜が全身的に繋がっていることから、どこかに不調が出ると、他の部位にも影響が出ることになります。逆に肩こりの筋膜リリースを行っても、腰に効果的、ということもよくあります。
筋膜の癒着を取り除き、緩めて血流を回復させるには筋膜リリース用のツール(フォームローラーなど)やテニスボールなどを使って、筋肉ではなく皮下の筋膜に対して圧をかけたりして緩めていきます。またヨガのポーズのように姿勢で筋膜を伸ばす方法もあります。
ヨガで筋膜をほぐすポーズ
肩こりを改善するポーズは?
まずは同じ姿勢を続けないようにしましょう。デスクワークでもできるだけ1時間毎にストレッチなどで体を動かすようにしましょう。
首や肩をできるだけ保護し温めることも重要です。適度な運動をこころがけ、できるだけ肩周りだけでなく全身の血流を改善しましょう。
熱すぎない温度のお湯に浸かり、入浴でリラックスをしましょう。そして十分な睡眠を心がけましょう。
ヨガにもいくつか肩こり解消に効果的なポーズや動きがありますので、ご紹介致します。ポーズを取っていただくのはパナシアで毎週金曜日19:30からのリフレッシュヨガで指導いただいている奥村智代インストラクターです。
通常クラスではレッスンの最初にご自身のからだや呼吸の状態に意識を集中させます。そしてからだの基本となる足元からふくらはぎ、太ももまで時間をかけてほぐしていき、ポーズを取る準備を調えてから行います。
肩甲骨のストレッチ①
肩甲骨のストレッチ②
ワシのポーズ(上半身)
うさぎのポーズ
他にもラクダのポーズや牛の顔のポーズ、猫のポーズなども効果があります。
まるで動物園!のような、ポーズが続きますが、動物は動くことでからだが整っていきます。
われわれ人間も体を動かすことで整うのはいうまでもありません。
リフレッシュヨガで肩こり解消しませんか?
リフレッシュヨガは毎週金曜日開催です。
体が硬いと諦めている方や、肩こりや腰痛、骨盤の歪みが気になる方、週毎にターゲットを決めてレッスンを行っています。老若男女、ヨガが初めての方でも安心してご参加いただけるクラスです。
週末のお仕事帰り、一週間のお疲れを解消して帰りましょう。
安定期のマタニティの方も医師の了解があればご参加可能です。
第1週目ターゲット 肩こり解消
第2週目ターゲット 骨盤調整
第3週目ターゲット 腰痛予防と改善
第4週目ターゲット 優しい太陽礼拝で全身調整
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